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開発行為許可申請図面④(茨城県水戸市)

こんにちは。 今年度から入社7年目となります、技術部開発企画チームの戸祭です。

前回に引き続き今回も開発行為許可申請(宅地造成)のための設計図面を紹介していきます。
今までの記事をまだ読んでいない方は、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

開発行為許可申請図面①

開発行為許可申請図面②

開発行為許可申請図面③

 

 16.汚水排水計画平面図
開発区域内の汚水を処理する方法について説明した平面図となります。
汚水管やマンホールの配置及び管の種類・延長・勾配を記載しています。
こちらも、現場調査や下水道台帳などによって開発区域周辺の既設汚水管の状況を調べて、
接続可能であることを確かめた上で汚水計画の設計・図面作成を行います。
周辺に汚水管がない場合は各宅地内に設置する合併浄化槽を通じて、
雨水と一緒に処理する計画とします。

 

17.汚水計画縦断図
開発区域内に新設する汚水管の縦断図となります。
適切に汚水処理ができる設計内容になっているか確認できるように図面を作成します。
管底高を勾配や延長によって求めたりする等、細かい作業が多くそれなりに作成するのが
大変ではありますが、慣れると速くできるようになります。 (それは他の図面でも言えることです。)
また、縦断計画を考える際、管の土被り(管頂部と地面の距離)が原則1.20m以上になるように注意する
必要があります。 以前に造成計画の説明を致しましたが、管の土被りが1.20m以上確保出来る計画に
なっているかというのも、造成計画を検討する際の重要事項となります。
(既設管の状況等によっては、1.20m未満になってもやむを得ないという場合もあります。)

 

18.汚水組立マンホール構造図
開発区域内に新設する汚水マンホールの構造図となります。
マンホール1つ1つの構造図を書くと大変なので、組合表を主に使用しています。
(添付写真参照) マンホールにも色々な種類があり、接続する管の状況等に応じて使用するマンホールを
検討します。添付写真にある図面は1番多く使用されている組立1号マンホールの構造図であり、
2号、3号と号数が大きくなるにつれて直径も大きくなります。
(条件次第で小型マンホールを使用することもあります。)
マンホール構造などの汚水計画の考え方についても市町村ごとに基準があるため、
各市町村の下水道管理者と協議をした上で計画を決めていきます。

 

今回はここで終わりとさせて頂きます。
次回も引き続き、図面の紹介をしていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。

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