技術部 測量調査チームの清水です。
今回は橋梁点検の現場でよくみられる損傷について紹介したいと思います。
1つ目はひびわれです。
経年劣化や車両の繰り返し荷重、中性化、塩害、凍害、アルカリシリカ反応など
様々な原因で発生する、コンクリート構造物に発生する亀裂のことです。
放置すると、ひび割れから雨水や塩分が浸入し、
内部の鉄筋腐食やさらなる劣化を引き起こすため、適切な補修が必要です。
2つ目は遊離石灰です。
コンクリート内の成分が未結合のまま残り、
水分が供給されることでひび割れなどから析出する白い物質です。
3つ目は鉄筋露出です。
コンクリートのアルカリ性が失われる、塩害、または施工不良などが
原因で鉄筋が錆びて膨張することにより、
コンクリートが剥がれて内部の鉄筋がむき出しになることです。
短いですが、今回はここまでにしたいと思います。