S.Yさん 入社6年

世界に誇れる日本の上水道システムの
一端を担う喜びを日々実感しています。

業務内容

上水道課に所属し、上水道の設計を担当しています。具体的には、配水池から各戸に水を届ける配水管を敷設するための設計図を作成する業務に就いています。
設計とひとことでいっても、業務の範囲は広く、自治体から業務委託を受けた後、まず現地の確認を行い、下水道や電気やガスなど既存の埋設管についての資料を収集し、その上で、確実かつ効率的な敷設方法を考え、図面を作成するという手順を踏んでいきます。その後、必要な材料の数量を割りだし、それらの資料すべてをまとめて成果物として役所に納めるまでが仕事です。
基本的には内勤ですが、単に設計を行うだけでなくコンサルタントとしての役割も担っているので、役所の方との打ち合わせも重要な業務のひとつです。先方の要望を聞きだし、それに応える提案を考えだし、わかりやすく説明するなど、コミュニケーション能力も必要な仕事です。

業務で印象に残っているエピソード

非常に専門的な分野なので、覚える用語や知識も相当に多く、以前は本当にひいひい言いながら設計をしていました。頭が追い付かずに、書いた大切なメモをうっかりなくしてしまったりとか、細かな失敗は挙げればきりがありません。ただ、ライフラインに関わる仕事なので、業務フローの中で厳密なチェック体制が構築されているため、重大な失敗には至りませんでした。自分の心の中で、もう少しあそこはこうしておけばよかったなという反省はありますが、それは心の中にとどめておきます(笑)。

会社の雰囲気・働く環境

この会社の明るく風通しのよい雰囲気に魅力を感じたことが、私自身が入社を決めた理由でした。入社してからもその印象はまったくかわりません。皆が和気あいあいとしていて、上の役職に就く人たちとの距離が近いことが、この会社のいちばん特徴だと思います。若い人材を育てることの重要性を上層部が熟知しているからこそ、若い人が働きやすい雰囲気づくりが自然と推進されているのだと思います。

社内制度

この会社ではOJTを取り入れ、新入社員一人に教育係一人を付ける制度が設けられています。私は現在、自分自身が先輩の教育係に指導を受けながら、後輩の教育係も務める立場にあります。先輩には遠慮なく質問することができ、また後輩の質問にはどんなことにも的確に答えることが求められるこの制度は、技術的にも人間的にも成長を促す、とても効率的で有効なシステムだと感じています。
そのほか、入社後のフォローアップセミナーについても受講機会が多く用意され、設計の知識だけでなく、ビジネスマナーなどの研修も受けられるので、自治体の方々とやりとりする素養を培うのにとても役立っています。

やりがいとチャレンジ

水道水をそのまま飲むことができる日本の上水道の仕組みは、世界に誇れるインフラシステムだと思います。蛇口をひねれば、水が出るのが当たり前の世の中ですが、パイプラインを通さないと水は配給されません。人が生きるために必要な仕組みに携われることは、仕事をするうえで大きなモチベーションになっています。あいにく成果物は土中に埋まって見ることができませんが、関わった場所で道路の舗装をめくった後などを目にすると、「ああ、どこかの職人さんが私のつくった図面を見て施工してくれたんだな」と感慨を覚えます。
今後の目標としては、何よりもまず、部下に頼られる存在になりたいと思っています。わからないことをきちんと教えることができ、お客様との間にもより信用を得られる関係性を築けるようになることが、今の私の目指すところです。

会社の魅力

上水道、下水道のほか、橋梁点検、土木設計開発と、それぞれの分野のプロがいて、幅広い知識や技術を結集することができる。そこがこの会社の大きな魅力です。私の専門は上水道ですが、当然下水とのかかわり、道路とのかかわりなど多岐にわたる知識と技術が必要になりますので、それぞれのスペシャリストにアドバイスを求めることができる環境は、より質の高い提案につながります。とくに上席の人たちにはすぐれた知識・技術を持ち、さらに人間的にも心から尊敬できる魅力ある人たちが多くいます。
人材の豊富さこそが、この会社のいちばんの魅力であると思います。

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